元乃木坂46で女優の堀未央奈(29)が、きょう18日放送のテレビ朝日系「クロスロード ~救命救急の約束~」第7話(午後9時)にゲスト出演する。このほど行われた取材会で役への思い、視聴者へ届けたいメッセージを語った。

堀が演じるのは、自ら命を絶とうとし、救命救急センターへ搬送されてくるモデルの神崎麻里子。夢だったモデル活動をつかみかけた矢先、DV気質の元恋人に顔へ油をかけられ、やけどと深い心の傷を負ってしまったという役どころ。堀自身も役者としてさまざまな背景を抱える役を演じてきたが、「過去イチ自分の中で良い意味で難しかった」という難役となった。

自身はアイドルグループ乃木坂46の2期生として、13年から芸能活動をスタートさせた。憧れのアイドル活動のために岐阜から東京に上京。今に至るまで「いろんな挫折する出来事があった」と思い返す。夢をかなえるむずかしさや、理想と現実。夢を追い、挫折を味わうという今回の役の背景には自然と共感した。「仮に自分が麻里子みたいな立場になった時、どういう気持ちになるのかはなってみないと分からない部分ではあるんですけど、できるだけ麻里子になって、寄り添って演じられるようにっていうのはすごく考えて追い込んで演じました」。役ではあるが、一人の女性をほおっておけなかった。

撮影期間中は自身のマインドから「ポジティブな考え方」を捨てた。役に寄り添うべく、自身が過去に味わったつらい経験、苦い思い出を回想。陰の部分を引き出した。「そこをちゃんとリンクさせて、中途半端な気持ちでセリフを言わないようにっていうのはすごく意識しました」。気持ちが前向きになる要素は遮断。テレビやスマホで楽しめる動画視聴を避け、日常生活のささいな部分まで意識を置き、感情作りに励んだという。

現実にもDV被害で苦しむ人は存在する。「きっと人によっては(放送を)見ることが難しかったりすると思う」としつつ「麻里子はすごく芯の強い方。人と向き合うことを最後まで諦めないっていう姿はすてきですし、ブチ切れて大暴れしても良いくらいの状況なのに、ずっとまっすぐ。そこの麻里子なりの強さや葛藤だったりっていうのは、本当にいろんな方に見てほしいですね」と願った。【望月千草】