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マッサン夫婦、大阪撮影終了に涙で感謝

玉山鉄二(右)と涙を流すシャーロット・ケイト・フォックス(撮影・田崎高広)
玉山鉄二(右)と涙を流すシャーロット・ケイト・フォックス(撮影・田崎高広)

 シャーロット・ケイト・フォックス(29)が19日、初の外国人ヒロインとして奮闘したNHK連続テレビ小説「マッサン」の最後のスタジオ収録を、同大阪放送局で終えた。

 玉山鉄二(34)演じる夫に最期をみとられる場面などを収録。昨年5月から、連日深夜まで及んだ異国での挑戦で、この日も3時間近く遅れて終了。何度も最後のシーンを撮り直した。

 最後のモニターチェックでは、玉山に寄りかかり、シャーロットはすでに涙。嗚咽を漏らしながら、モニターを見つめ、終了の合図があがると、2人は泣きながら抱擁した。

 シャーロットは日本語で「ごめんなさい」と切り出すと、感極まって用意していた日本語を忘れたと告白。英語で「今日という日は、はるか遠くの日だと感じていました。(収録前の)恐怖が温かみに変わり、とくにマッサン、玉山さんには心から感謝しています」とあいさつ。母国の米国に家族を残し、10カ月に及んだ収録を振り返った。

 玉山も声を出して男泣きした。シャーロットが日本での女優初仕事でもあり、当初は日本語もまったく話せなかった。それだけに「僕がいっぱい、いっぱい、耐えて引っ張っていかなきゃ、と。現場でどんなに苦しくても、つらくても、笑顔を絶やさないようにしてきた。前半はずっと、自分にウソをついていた」と声を震わせていた。

 今後、北海道ロケを残すが、スタジオ収録はこの日が最後。クランクアップ・セレモニーも行われ、2人は別れを惜しんでいた。

 [2015年2月19日21時22分]









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