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猫ひろし「ネコの日」にリオ弾み自己ベスト

27分台のタイムでゴールし、ポーズを決める猫ひろし(撮影・丹羽敏通)
27分台のタイムでゴールし、ポーズを決める猫ひろし(撮影・丹羽敏通)

<東京マラソン>◇22日◇東京都庁前-東京ビッグサイト(42・195キロ)

 タレント猫ひろし(37)が自己ベストが更新した。2時間27分52秒の86位(速報値)で、12年2月の別府大分毎日マラソンでマークした2時間30分26秒を上回った。念願のリオデジャネイロ五輪出場へ弾みをつけた。

 2(にゃー)月22(にゃーにゃー)日の「ネコの日」に激走した。自己ベストを2分34秒更新。ゴール後に「最高ですね。こんなに早くいくと思わなかった」と喜んだ。

 仕事と両立しながら、多い時には月に900キロ、1日50キロを走り込んだ。現在カンボジア選手権で2連覇中。リオ出場へ向け、「このまま信じて走り続けたい」と意気込んだ。

 本業のお笑いでは、R-1グランプリに出場も2回戦敗退とさえない。その悔しさをぶつけた。「奥歯をかみしめながら走ってました」。苦しい時もR-1敗退の悔しさが脳裏に浮かぶと、自然と力が沸いた。「(マラソンは)奇跡がニャイ。まぐれもニャイ。走った距離は裏切らニャイ」と努力が実り、ご満悦だった。

 自らも驚く好記録で、2020年東京五輪も目指す意向を示した。指導を受けている中島進コーチは42歳の時に2時間27分16秒を記録した。37歳でも衰え知らずだが「それを狙ってます」。5年後、猫は42歳。「そしたら東京オリンピックも行ける」と力を込めた。

 カンボジア国籍の猫は6月、シンガポールで行われる東南アジア大会に出場する。「そこでメダルを取れば(五輪出場が)ほぼ確定すると思う。いい弾みになった。2時間27分だとメダル圏内」と自信を深めた様子だった。

 昨年10月の韓国・仁川アジア大会にカンボジア代表として出場。ロンドン五輪には1度カンボジア代表に内定するも、国際陸連から「連続1年以上の居住実績がない」などと資格を認められず、五輪に出場できなかった。

 [2015年2月22日17時53分]









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