現地時間22日に行われた第87回アカデミー賞授賞式で、助演女優賞を受賞したパトリシア・アークエット(46)が行ったスピーチが話題を呼んでいる。

 「6才のボクが、大人になるまで。」で6歳の少年メイソンの母親役を12年にわたって演じたパトリシアは、アカデミー賞初ノミネートで助演女優賞を見事獲得。彼女は受賞後のスピーチで、本作のキャストやクルー、家族に感謝したあと、「この国で子を持つ全ての女性と納税者。私たちは平等の権利を得るために戦ってきました。米国の女性たちは、今こそ賃金の平等と平等の権利を持つときなのです」と語り、会場は拍手喝采に包まれた。

 そのなかでも、同じく助演女優賞にノミネートされていたメリル・ストリープやジェニファー・ロペスは興奮した様子で拍手を送る様子がカメラに映し出されていた。

 本作で非常に高い評価を受けたパトリシアだが、本作で受け取ったギャラはベビーシッターとドッグウォーカーに払った金額より少ないと明かしていた。また、「アメリカン・ハッスル」のギャラの情報が昨年流出し、女優陣より男優陣のほうがギャラが多かったことが話題になったばかり。そんななかで賃金の男女平等を訴えたパトリシアの主張は、授賞式の会場でも多くの人の支持を集めていた。【ハリウッドニュース編集部】