EXILEが24日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で異色のイベントを開催した。今日25日発売の新アルバム「19 -Road to AMAZING WORLD-」の完成を記念して同アルバムに収録されている1時間16分のドキュメンタリー映像を劇場スクリーンで上映した。CD発売イベントの開催は約7年ぶりで、ファンクラブ会員から抽選で選ばれた350人の前でトークなどを展開した。NAOTO(31)は「ファンの方々と同じ時を過ごせて、すごく新鮮です」と久しぶりのCDイベントを楽しんでいた。

 同作では、13年末にHIRO(45)がパフォーマーを勇退するまでの「第3章」から、昨年4月に新メンバー5人が加わり新体制になった「第4章」への移り変わりに焦点を当てている。ATSUSHI(34)はHIROの勇退について「悲しくなかったと言えばうそになりますが、次のステップへの大きな1歩だとみんなで決心しました。アルバムタイトル『19』にはHIROさんも含めて19人でEXILEという意味も込められています」。

 今後については「応援していただけるような存在であるために、個人としてもグループとしてもテレビ出演、秋からのドームツアー、一生懸命力をあわせて頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。MAKIDAI(39)は新アルバムについて「自分たちが歩んできた3年間が凝縮されていて、ある意味ベストアルバムと言っていいくらいです」。

 昨年、弟分の三代目 J Soul Brothersが日本レコード大賞を獲得した。ATSUSHIは「食事会をしてお祝いしました。その後は、いつも通り飲み会でした」。後輩と一緒にお酒を飲む「飲みニケーション」も盛んに行ってきたが、「最近は飲み過ぎているのでランチ会を企画しています」。

 イベントには橘ケンチ(35)小林直己(30)白浜亜嵐(21)関口メンディー(24)世界(24)も出席した。【横山慧】

 ◆「19 -Road to AMAZING WORLD-」はEXILE通算10作目のアルバム。グループ史上初のミリオンセラーとなったシングル「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」など14曲を収録。CD2枚とDVD2枚組み。全14曲のミュージックビデオや13年4~9月に開催され、HIROがパフォーマーとして参加した最後のライブツアーの舞台裏などを追ったドキュメント映像などが収められている。