ももいろクローバーZの弟分の男性7人組ユニット超特急が4日、横浜市の山下公園で行われたイベント「ヨコハマカワイイパーク」のステージで、華麗なダンスで約3000人のファンを魅了した。

 リーダーの3号車・ガリガリ担当のリョウガ(20)を中心に、7人がステージ中央で一糸乱れぬダンスをしたかと思えば、一転、リョウガ以外のダンサー4人がステージ全体にはじけるように飛び出した。5号車・ドジっ子担当のユーキ(20)が、6号車・元気担当のユースケ(19)が突き出した背中の上を1回転するなど、体操競技のようなダイナミックなダンスを次々と披露。最前列に陣取った女性ファンが、黄色い歓声を上げ続けた。

 女性アイドルグループが複数組、先に立ったステージの大トリに、独自色を明確に打ち出すため、「非アイドル」を旗印にする男性グループとしてステージに立った。

 1号車・お父さん担当のコーイチ(20)は「先ほどまで男性ファンが楽しんでいらした。何と言っても『カワイイパーク』でしょ? 男性グループで、非アイドルなんですよ。でも応援していただければ。ダンサーとバックボーカルがいるグループをやっています」と分かりやすく自己紹介した。すると後ろに下がっていた女性アイドル目当ての男性の観客も、ノリノリで応援し始めた。それに反応したコーイチは「一緒に声出していきましょう! 横浜サイコー! 愛してる!」と叫んだ。

 この日は「Believe×Believe」など5曲を披露した。コーイチは歌い終わった後、6月10日に発売する小室哲哉(56)と前山田健一(34)が1曲ずつプロデュースするCDデビュー3周年シングル(曲名未定)について「(ファンの前で)披露するのが楽しみ」とアピールした。7号車・末っ子担当のタカシ(18)は、全国ライブハウスツアーの第1弾として、7月20日に東京ドームシティーホールで開催するライブについて触れ「(今日のライブで)超特急が気になったら、よろしく!!」と観客に呼びかけた。

 最後に、リョウガは「潮風が気持ち良かった!! 8号車(ファン)最高です!!」と3000人の観客に感謝のあいさつをして、会場を後にした。