KAT-TUNが10日、約3年ぶりとなる東京ドーム2日間公演「9uarter」を締めくくった。中丸雄一(31)は「お久しぶりでーす!」。サングラス姿の亀梨和也(29)が「今日は暴れて帰れ!」と叫ぶと、集まった約5万5000人が大喜びした。

 こだわりの演出が満載だった。公演題名は9周年にちなむと同時に、4分割ムービングステージや4分割可動型LEDなどのセットを設置。4つの世界観を表す企画コーナーも設けた。亀梨は「試行錯誤したけど、いい形で決まってくれたかな」と胸を張った。

 デビュー曲「Real Face」から最新曲「KISS KISS KISS」まで幅広く選曲した。上田竜也(31)はたばこを吸ってみせ、デビュー曲は観客と大合唱した。

 06年にデビュー公演を行った東京ドームで、4人体制になってから初の公演。田口淳之介(29)は「いろんなことがすげーあってやってきたけど、KAT-TUNは自分の中ですごく大事なもの」と涙をぬぐった。前日と合わせ2日間で約11万人を動員した同所公演は、この日で30回目。動員数は165万人に達した。