作家村上春樹氏のベストセラー小説を舞台化した蜷川幸雄氏演出、宮沢りえ、藤木直人主演の舞台「海辺のカフカ」が28日(現地時間)、ロンドン・バービカン劇場で上演され、約1500人の観客は総立ちで拍手を送った。

 自身にとって初海外公演の宮沢は「幕が開いて、客席に向かって一斉にセットが動き始めた時、蜷川さんと一緒に『いざ、出陣』という気持ちになり、泣きそうになりました」と振り返った。

 ロンドン公演は30日までで、ニューヨーク公演も予定している。