歌手土屋アンナ(31)が8日、東京・墨田区の「すみだ水族館」で9日から始まるクラゲ万華鏡トンネルの開催イベントを同所で行った。

 土屋は主演舞台「誓い」を無断降板したとしてプロデューサー甲斐智陽氏から約3000万円の損害賠償を求めて提訴され、また、土屋も名誉毀損(きそん)で甲斐氏を訴え、2件が併合審理になっている。

 この日、土屋は裁判について「早く終わりにしたい」と話した。続けて、11月に証人として出廷が予定されていることには「それは聞いています。やることはキチンとやります」。ファンから心配する声が届いているのか、「ファンの方が喜ぶように、嫌なことがなくなれば…。(裁判の結果は)どちらにせよ、結論が出てくれれば」と笑顔を交えて話した。

 「クラゲ万華鏡トンネル」は全長50メートルのスロープにある8つのクラゲ水槽と壁面に、写真家の映画監督蜷川実花さん(42)の映像と写真を投影する。浮遊するクラゲと照明、そして蜷川さんの作品のミックスで、幻想的な空間を生み出している。

 蜷川さんは第2子を妊娠中で、この日は親友の土屋がピンチヒッターとして参加した。蜷川さんは「小2の息子も水族館が大好きで、かなりの回数行っています。水族館とご一緒できるのはとてもうれしい」とコメントを寄せた。土屋も「海が大好き。10歳の長男が海洋学者になりたいって言っている」と明かした。

 アートとクラゲのコラボレーションは12月27日まで期間限定でオープンする。