歌舞伎俳優中村獅童(43)が17日、京都府警東山署の一日警察署長を務め、南座前で秋の交通安全運動を呼びかけてチラシを配った。

 獅童は現在、南座9月公演「新作歌舞伎 あらしのよるに」(26日まで)に出演中で、この日朝、東山署で委嘱式に出席。署員の特別点検も行い「まだまだ未熟な自分がこんな大役を任せていただき恐縮です。今日も一日、しっかりと任務を勤めていただきますよう、よろしくお願いいたします」と、本職の警官を激励した。

 その後、南座へ場所を移し、集まった人々を前に啓発活動に入った。

 「多くのボランティアの方々にも、ご参加いただいております。お配りする啓発物を受け取っていただき、交通安全についてみなさんで考えていただくきっかけになればと思っております。みんなで力を合わせて、交通事故をひとつでも減らしていきたいと願っております」

 制服姿でボランティアとともに、チラシを配るなどし、交通安全を祈願して通行人に呼びかけていた。