歌手アグネス・チャン(60)のツイッターに殺害予告が書き込まれていたことが21日、分かった。警視庁は脅迫容疑で捜査を始めるとともに、自宅兼事務所の周辺を警戒している。

 渋谷署によると、アグネスのツイッターに「9月21日ナイフでメッタ刺しにして殺しますよ。児童ポルノを認めないと君のアグネス御殿は血まみれになりますよ。今すぐ認めてくださいね」などと、20日午前0時15分に書き込みがあった。渡米中の本人が気付いて、事務所関係者を通じて同日、渋谷署に通報した。書き込みは既に削除された。

 アグネスは、日本ユニセフ協会大使として児童ポルノ撲滅の活動をしており、児童ポルノ単純所持に罰則を設ける法改正(7月施行)にも尽力してきた。事務所関係者は「児童ポルノに関する活動では、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷されたことはたびたびあった。ここまでのことは初めてだったので、本人も不安に感じて届けた」と話した。