前身の京都映画祭の伝統にアートなど多様な芸をコラボレーションさせた「第2回 京都国際映画祭」が15日、京都市内で開幕した。

 東山区の祗園甲部歌舞練場で、オープニングセレモニーが行われた。

 同映画祭のアンバサダーを務める女優桃井かおり(63)、タレント板尾創路(52)らが取材会に出席。海外で監督作品の撮影を行っていた桃井は、久々の京都に「私は昔、京都に向いていない女優と言われて。でもある日、高倉健さんに東映に呼んでいただいて、お仕事をすると、プロフェッショナルなスタッフに驚きました。亡くなられたスタッフもいますが、後輩たちに受け継がれている」と、思い出を語った。

 また、初開催だった昨年もロックンロールと映画の融合で招待された内田裕也(75)は、2年連続で、舞妓(まいこ)を従え、レッドカーペットを歩いた。

 遠慮がちに斜め後ろを歩く舞妓(まいこ)に向かい、内田は「もっと前へこなきゃ、(写真に)写らないよ」と指導して、笑いが起こる場面もあった。

 セレモニーには、「僕たちの日記」で映画初主演となった超新星・ソンモら、多くの参加作品出演者が出席した。