俳優の清水宏次朗(50)が、映画「ビー・バップ・ハイスクール」のヒロシ役で一世風靡した時代から現在までの壮絶な半生を赤裸々に告白した。

 「ビー・バップ・ハイスクール」は1983年からヤングマガジンで連載がスタート、累計部数4000万部以上を記録する超人気マンガとなり、1985年には映画化され、全6作すべてが大ヒットして社会現象となった。主人公のヒロシ役を演じた清水も大人気となり、当時の不良たちの憧れの的として一世風靡した。

 清水は22日放送のテレビ東京系「ヨソで言わんとい亭」出演。、ビーバップの映画オーディションを受けたデビュー4年目の21歳当時を振り返った。「僕、漫画見ないのでビーバップ知らなかったんですよ。大概、学園モノっていったら先生が主役ですよね。だから先生役だとばっか思って行ったんですよ。オーディション会場行ったら、バカばっかり一杯いるんですよ(笑)」と合格してはじめて不良のヒロシ役だと知ったという。オーディションは一般の人達にも募集をかけていたらしく、ビーバップに憧れる全国の不良たちが参加し、撮影現場は相当荒れていたと話す。「グッチャグチャですね。もう目が合ったの合わないのって。ケンカが始まってディレクターや制作の人が割って入って「まぁまぁ」みたいな」と撮影時の秘話を明かした。

 また、当時飲みに行くと役柄もありすぐに絡まれたりして大変だったと話し「僕に勝ったら日本一だと思っているバカがいて、日本全国津々浦々、どこへ行ってもケンカ売られてましたね。あまりにもケンカを売られるので、付き人(ボディガード)は10人ついてました」と当時を振り返った。

 現在は昨年5月に更年期障害を発症してつらい日々を送っているという。「普通に座っててもバターンといきなり倒れたり…手と足がブルブル震えちゃって」と明かし、仕事のないときや暇な時は朝からお酒を飲み続けているそう。「山あり谷ありですからね」とお酒を飲みつつ意味深に語った。