米歌手ジャネット・ジャクソン(49)が19日、約14年ぶりの来日公演「アンブレイカブル・ワールド・ツアー2015」をインテックス大阪で行った。

 日本公演は02年1月以来、約14年ぶり5度目。ステージに登場したジャネットは「オオキニ! オオサカ!」とあいさつすると、約6000人のファンは大熱狂した。

 全米1位を獲得した最新アルバム「アンブレイカブル」からの新曲だけではなく、歴代のヒット曲「リズム・ネイション」「オール・フォー・ユー」など全33曲を熱唱。亡き兄、マイケルさんとのデュエット曲「スクリーム」も披露した。マイケルさんの声が流れると、ジャネットは声を合わせて「デュエット」。曲の途中には天国にいる亡き兄をしのぶように右手の指を天にかざした。

 来場者にはサプライズとしてカーネーションがプレゼントされた。「日本のファンに感謝の気持ちを伝えたい」。ジャネットの気持ちを受け、会場の入り口でスタッフが1人1人にプレゼントした。

 日本公演のダンサー9人はすべてが女性で、うち2人は12歳。ジャネットは曲に合わせ、9人とキレのあるダンスを披露した。

 8月31日にカナダから始まったワールドツアーは105公演、総動員数110万人を予定している。北米以外の最初の公演が日本だった。「アイ、ラブ、ユー、オオサカ」。アンコールに応えたジャネットは最後に「アイ、ラブ、ジャパン!」とファンに感謝の気持ちを伝えた。

 来日は08年のアルバム制作時以来、7年ぶり。日本公演は、21~22日に、さいたまスーパーアリーナでも2公演を予定。日本3公演で4万人の動員を予定している。