HIVについて告白したチャーリー・シーン(50)が利用していた売春宿のマダムが米情報サイトRadarOnlineに、シーンは20人ほどの売春婦たちにHIVを感染させた可能性があると告白した。

 マダムは11年から13年にかけて、ポルノ女優、プレイメイト、女優、性転換者などをシーンに斡旋したという。カリフォルニア州の法律によると、HIV感染を知りつつ、避妊具なしの性行為を行った者は半年間の禁固刑を科される可能性もある。シーンはテレビインタビューで、「セックスパートナー全員にHIVについて知らせた」と語っているが、マダムはシーンが起訴されれば、自らも刑事起訴される可能性もあるとした上で、「彼が皆にウソをついていたことを知らせたい。セックスパートナーたちの誰にも、HIVについて知らせなかった!」と怒りを露にしている。

 マダムはシーンに20人ほどの売春婦たちを斡旋し、2万5000ドルから5万ドルのお金を受け取っていたため、HIVだった事実を知り、大ショックを受けたという。マダムによると、シーンは売春婦らと友人になったり、恋人にしたりしていたらしいが、「彼は私にHIVについて知らせなかった。すべてを明かし、私が彼と取引をするべきかどうか、判断する機会を与えるべきだった」と非難。最近も、シーンと関係を持った売春婦がパニック状態で連絡してきたが、シーンの勧めでシーンの担当医師に診せたばかりという。マダムは昨年、シーンのHIVの噂を聞き、噂が本当であるとの情報を得て以来、シーンとは口をきいていなかったと語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)