武田梨奈(24)が19日、東京・シネ・リーブル池袋で行われた、虎牙光揮(こが・みつき=40)主演映画「DRAGON BLACK」(石川二郎監督)初日舞台あいさつで、海外挑戦を宣言した。

 米国在住の虎牙が米ラスベガスから送ってきたビデオレターを観客と鑑賞後、締めのあいさつの中で、ハリウッド映画に出演できなかったことを明かし、悔しさの裏にある誓いを打ち明けた。

 「個人的になるんですけど、虎牙さんが米国に行く前に、日本で最後に映画を撮りたいということで今回、お話をいただいて、すごく刺激をいただきました。私も今年公開された、ハリウッドの某アクション映画に出演するかも知れないはずだったのが、ちょっとできなくて…。結果、米国の方が、その役をやっているのを見て、すごく悔しくて。虎牙さんが海外で頑張っている姿を見て…私も来年は海外に行こうと思っているので、虎牙さんから刺激を受けています」

 武田は来年公開の日本、ミャンマー合作映画「ヤンゴン・ランウェイ」の主演に加え、連ドラ初主演作で来年1月8日からBSジャパンで放送が始まるシーズン2が始まる「ワカコ酒」の、韓国リメーク版に出演するなど、既に海外へ活躍の場を広げ始めている。具体的な国名こそ明かさなかったが、リベンジを期した米ハリウッド挑戦を視野に入れている可能性はある。

 「DRAGON BLACK」は、虎牙演じる主人公のスタントマン龍斗が、刑事だった父親の不審死をきっかけに裏社会に入り込み、事件の真相を追求したばかりに、背後の巨大組織に逆に追われるアクション映画。武田は闇組織に狙われる龍斗の婚約者の桃子を演じた。