新潟の女性アイドル3人組Negicco(ねぎっこ)が26日、新潟市のりゅーとぴあで今年最後のコンサート「NEGI祭~2015忘年会~」を行った。赤のはっぴ姿で登場した3人は、舞台上で餅つきをしたり、Nao☆(27)が拍子木で3本締めをしたりと、正月気分先取りで1300人のファンと楽しんだ。

 イベントには、グループに楽曲を提供したことがある西寺郷太のバンド「ノーナ・リーヴス」と、オリジナル・ラブ田島貴男も駆けつけた。ノーナは西寺が手掛けた「ときめきのヘッドライナー」で、ねぎっことコラボ。西寺が「『ときめきの-』はライブで盛り上がるらしいじゃん」と聞くと、客席から「ありがとう」と感謝の歓声が上がった。

 田島はねぎっこの「クリームソーダLOVE」を披露したほか、「光のシュプール」ではねぎっこと共演した。昨年の単独ライブを見て、ねぎっこのとりこになった田島は「あれからねぎっこ研究、相当してますから」とあらためてファンであることを宣言し、大声援を受けていた。

 2組のステージ後、主役のねぎっこが登場した。この日、発売された「圧倒的なスタイル」のバンドバージョンのほか、「ねぇバーディア」など、アンコールを含め14曲を熱唱した。最後は田島が提供した「サンシャイン日本海」を田島、ノーナ・リーヴスと3組で豪華コラボし、締めくくった。

 「忘年会」と銘打たれたイベントだったが、ねぎっこにとっては忘れられない1年になった。サトウ食品のテレビCMで全国のお茶の間に知られた。「東アジア文化都市2015新潟」の広報親善大使として、韓国、中国を訪問した。初の全国ツアーを行ったほか、8月には東京・日比谷野外大音楽堂で念願の単独ライブを行った。Kaede(24)は「今年はいろいろ詰まって濃い1年でした。付いてきてくれてありがとう」とコメント。飛躍の1年を地元新潟で締めくくり、Nao☆は「感謝の気持ちを込めて、盛大に忘年会をやりたかった」とファンに報告した。