15年公開された映画は、「ジュラシック・ワールド」「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」など続編の大作が目立った。16年は、スーパーヒーローものやSci-Fi、ファンタジー映画がめじろ押しで、原作が有名な作品ばかり。注目映画を今のうちにチェックしておこう。

 ■「白鯨との闘い」(1月16日、日本公開)

 1820年の実話に基づいたロン・ハワード監督作。巨大鯨とクリス・ヘムズワース演じる1等航海士オーウェン・チェイスとその仲間たちが海上で繰り広げる、生き残りをかけた壮絶な闘いが描かれる。人間の手には及ばない自然の力と巨大鯨の迫力が圧倒的なスケールで描かれおり、内容・ビジュアルともに楽しめる作品だ。

 ■「オデッセイ」(2月5日、日本公開)

 火星への有人飛行任務中に大嵐に遭い、1人火星に取り残されてしまう主人公マーク・ワトニー。地球の人々からはもう死んだと思われていたが、4年後の探査船が来るまで希望を捨てずに宇宙船内で植物を育ててみたり、ビデオレターに黙々と話しかけたりと懸命に生き続けるマークの姿が描かれている。原作はアメリカでベストセラーになったSF小説「火星の人」。

 ■「スティーブ・ジョブズ」(2月12日、日本公開)

 ジョブスの伝記映画はこれまでにも多く作られてきたが、本作は彼の生涯で最も波乱に満ちた時期の3大製品のプレゼンテーション直前の舞台裏が描かれる。ジョブズの父としての一面などパーソナルな部分が深く描かれているのが特徴で、今回ジョブズを演じるのはマイケル・ファスベンダー。

 ■「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」(3月25日、日本公開)

 スーパーマン誕生までの物語を描いた「マン・オブ・スティール」(13年)の続編。スーパーマンは地球を危機から救ったものの、バットマンは彼の人間離れした能力に疑問を抱くようになり、スーパーマンと戦うことを決意。そんな中、人類にはまた新たな脅威が忍び寄っていた。バットマンをベン・アフレック、スーパーマンをヘンリー・カヴィルが演じる。

 ■「スノーホワイト 氷の王国」(5月日本公開)

 「白雪姫」を原作とした「スノーホワイト」(12年)の続編。前作主人公のスノーホワイトではなく、彼女を助けた猟師のエリックに焦点があてられている。前作では明かされなかった彼の背景と、再び国の支配をたくらむ邪悪な姉妹2人との戦いが描かれる。前作に出演していたクリス・ヘムズワースとシャーリーズ・セロン、今回新たにエミリー・ブラントらも登場。

 ■「Alice Through the Looking Glass」(原題)(7月1日、日本公開予定)

 「アリス・イン・ワンダーランド」(10年)の続編である本作では、ミア・ワシコウスカ演じるアリスがマッド・ハッターを救うために部屋に飾ってある鏡を通り、時間をさかのぼる不思議な冒険に出る。キャストは一作目の俳優たちとほぼ同様で、マッド・ハッター役にジョニー・デップが出演する。

 ■「スーサイド・スクワッド」(8月5日全米公開)

 スーパーマンやバットマンたちによって捉えれらた犯罪者たちで構成されたチーム「スーサイド・スクワッド」。彼らは正義のヒーローですら手におえないほどの危険なミッションに挑む。バットマンの宿敵ジョーカー役にジャレッド・レト、他にもカーラ・デルヴィーニュやウィル・スミスら豪華キャストが出演予定。

 ■「ザ・ジャングル・ブック」(8月11日、日本公開)

 1967年のディズニーによる同名映画の実写版。ジャングルの動物たちに育てられ成長していく男の子の姿を描くディズニーの新作映画。森の中に登場するニシキヘビ役の声をスカーレット・ヨハンソンが担当したことにも注目が集まっており、子どもから大人まで楽しめる作品になっている。

 ■「スター・ウォーズ ローグ・ワン」(12月16日、日本公開)

 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開で湧いた2015年。既に「スター・ウォーズ」のスピンオフシリーズ「スター・ウォーズ アンソロジー・シリーズ」の公開も決定しており、本作がその第1作目となる。「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(05年)と「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」(77年)の間を埋める内容となっているよう。

 ■「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(16年冬日本公開)

 「ハリー・ポッター」シリーズの5~8作の監督を務めたデイビッド・イェーツが手がけるスピンオフ作品。ハリーが魔法学校で使っていた教科書を70年前に書いた筆者、ニュート・スキャマンダーを中心にストーリーが展開される。世界中を歩き回り珍獣を集めて本を製作していた彼だが、旅の途中で立ち寄ったニューヨークでスーツケースが開いてしまい、大変な騒ぎに。

【ハリウッドニュース編集部】