私にとってアナウンサーとしての夢でもあったのが五輪取材。それを昨年実現することができ、ソチ五輪は現地中継のキャスターを務めました。決まった時は素直にうれしかったのですが、いざ行くとなると、大きな責任を感じました。五輪というイベントは、世界中の何十億人という人が注目している。それを取材するのですから、身が引き締まる思いでした。

　現地で感じた空気感は特別なものがありました。選手のかける思いも、また特別です。日本選手が金メダルを取って、表彰台の一番高いところに立って、日の丸の旗が揚がっていく中で君が代が流れる。選手たちの努力や思いも取材していましたから、その時は思わず涙が流れるような、何とも言えない感動を味わうことができました。

　ただ、アナウンサーとしては反省もたくさんありました。だから、また五輪取材に挑戦したいです。リオも平昌もですが、東京五輪も今から待ち遠しいです。

　あと１つ寝るとお正月。元日は「爆笑ヒットパレード２０１６」（午前９時）の中継を担当します。皆さんにとって、来年が笑顔あふれる１年になりますように。その最初は、元旦にフジテレビで年始の大笑いを楽しんでください。

　◆三田友梨佳（みた・ゆりか）１９８７年（昭６２）５月２３日、東京都生まれ。青学大国際政治経済学部卒業後、１１年入社。パンシリーズ７代目のミタパン。現在は「直撃ＬＩＶＥ　グッディ！」（月～金曜午後１時５５分）などに出演。ＴＯＥＩＣは８５０点。日本舞踊名取。好きな食べ物はオムライス、スイーツ。血液型Ａ。