ヒップホップグループ、ケツメイシがプロデュースする8人組新人アーティスト「1FINGER(ワンフィンガー)」が4日、大阪市内で日刊スポーツの取材に答え、初ミニアルバム「ONE DREAM」(1月27日発売)をPRした。

 13年12月に行われた「三代目ケツメイシオーディション」で約1500人の応募者から選ばれ、それまで個々に活動していたボーカリストやラッパーなど才能豊かな8人(男性6人、女性2人)が結集した。ケツメイシ・ファミリーの新プロジェクト「KTMusic」として、満を持しての船出となった。「メンバーそれぞれ音楽のジャンルやルーツが違うので、グループでやると新しい音楽が生まれる。可能性の幅が広がるようで楽しい」と赤い髪が特徴のシンガー・イリナは笑顔を見せた。ラッパーIMANISHIは「J-CROWNや大志のソウルフルな歌声には刺激を受けた。すごい奴らとグループを組んだなと」と噛みしめるように話した。

 レコーディングを終えたとき、ケツメイシ・Ryojiの「これからはライバルや」という言葉が忘れられない。IMANISHIは「恩返しの意味でも、ずっとライバルに見られる存在でいたい」。

 美しいハーモニーと多彩な楽曲が特徴的だが、ケツメイシ譲りのライブ・パフォーマンスもイベント出演を重ねて磨いてきた。「今回アルバムで8曲作って、ようやくワンマン(ライブ)ができる。今はステージでのフォーメーションの練習とか、全てが新鮮」とイリナ。ライブは2月11日に東京・代官山UNITで開催する。詳細はHP(http://www.1finger.tokyo/)を参照。