AKB48の熱心なファンとして知られる漫画家の小林よしのり氏(62)が、27日に横浜スタジアムで卒業コンサートを行った高橋みなみ(24)に対し「骨のある、そして筋目正しいAKBの象徴」と最大級の賛辞を贈った。

 高橋の卒業コンサートを会場で見守ったという小林氏は28日に更新したブログで「たかみなの卒業は間違いなくAKB48の一時代の終幕だ」と書き出した。

 高橋について「大人の前で緊張しすぎず、飾ることなく、まったく自然に振舞える」とその裏表のない人柄を明かし、さらにリーダーとしての素養を高く評価した小林氏は「あの体育会的な礼儀作法がAKBにとっては重要な背骨になっていた。いなくなるのは惜しい。残念すぎる」と卒業を惜しんだ。

 そして「努力は必ず報われる、私、高橋みなみはこの言葉を、人生をかけて証明する」という、高橋が2011年の総選挙でスピーチした名言を卒業コンサートで再び語ったことに触れ、「たかみなの名言だが、相対主義者は『必ずしも努力は報われない』と思った通りの反論をしていたものだ。しかし、たかみなは『私は人生をかけて証明する』と宣言したのだ。恐るべき覚悟じゃないか!」と称賛。「たかみなから最後にこの言葉が聞けて、嬉しかった。高橋みなみよ、ありがとう。君は骨のある、そして筋目正しいAKBの象徴として君臨してくれた。わしはそのようなAKBが好きだったのだ」との思いをつづった。