歌舞伎俳優片岡愛之助(44)と女優藤原紀香(44)が31日、都内ホテルで結婚会見を行った。
-30日に婚姻届を提出した理由は
片岡愛之助 特に意味はないです。大安吉日ということで、この日にした。
-初めての出会いは
愛之助 5年前に彼女のミュージカル「マルグリット」を見に行ったのが最初。再会したは3年前で、楳茂都流の舞とチェロのコラボに、紀香が見に来てくれた。お食事したり、友達としてワイワイと付き合う中で、いい役者仲間、お友達としてお付き合いさせていただいた。関西出身なので、家族みたいで、リラックスできる。いい意味で気を使わないでお付き合いできる人。男女が付き合うと別れがくるけれど、結婚する意識は自分の中になかった。役者仲間としてお付き合いさせていただいたら、まだ付き合っていないのに、付き合っていると報道され、事務所から「付き合ってないなら、会うのはやめてくれ」と言われ、会わなくなった。心の中に穴が開いたような感じで、彼女を必要としていたんだなと思い、夏にお付き合いを申し込みました。
-結婚する予感はあったか
藤原紀香 友達、俳優仲間として接する中で、周りへの気遣い、優しさもあって、穏やかな内面を持ち合わせながら、男性としても頼れる人。日々、彼の仕事に対する姿勢に刺激を受けた。友情から尊敬の思いが愛情に変わり、彼にひかれていった。同じ世界の人同士はなかなかうまくいかないのかなという思いもあって、「ダメダメ、友達」と言い聞かせていたこともあった。「会わないで」と事務所から言われた時、すごく心に穴が開いたような気持ちなって、(愛之助から)「話がある」と言われ、彼も同じ気持ちと知って、うれしかったです。
-事務所に感謝ですね。
愛之助 マスコミに感謝です。
-披露宴の予定は
愛之助 どこかの月末になると思うけれど、今年中に挙げたいと思います。どれくらいの規模かも考えていない
-プロポーズはいつ
愛之助 よく考えたら、プロポーズしたんかな。結婚したいと思ったら、「しようか」という話をしていた。新婚旅行に行ったら、ロマンチックな形で、サプライズでしたい。
紀香 正直、いつかなと思っているうちに、昨日(30日)の夜かなと思っていたら、なかった。
-梨園(りえん)に嫁ぐ勉強は
紀香 生半可にはできない。諸先輩、奥さまに話を伺って、できるだけ、前向きにやっていけれは。仕事は続けますが、最大優先は彼の健康面のサポート、歌舞伎界の仕事のサポート。その中で、許される範囲で、仕事を続けたい。芸能活動はその中で許される範囲で。感謝の気持ちを今以上にやっていきたい。努力します。
-愛之助さんは付き合ってからシャープになりましたね。
愛之助 ほとんど外食でしたが、紀香は料理をよく勉強している。一時は11キロもやせた。そういうサポートをしてくれるので、結婚というのはこういうことかと思った。7月には彼女のミュージカルを見に行きたいし、いい仕事を続けてほしい。
-婚約指輪のダイヤモンドはいつ渡した
愛之助 結納は略式で、3月に彼女の実家にあいさつした時に渡した。3カラットで、彼女に似合う、派手でもなく、円形のいい感じになればと自分でデザインした。(値段は)想像にお任せします。
紀香 本当にうれしかった。すごくすてきなので、今日初めて長い時間、つけています。幸せに慢心することなく、やっていきたい。
-健康法で実践していることは
愛之助 それまでは短かったけれど、長いことお風呂に入るようになった。食生活はだいぶ変わった。
紀香 食事をたくさん食べる方なので、1日6回ぐらい食べる。代謝がいい方で、夜中におなかすいたと帰ってくる。夜食べてもヘルシーなものを用意している。ジーンズのサイズも3つ減った。むくんでいたと思う。
-好きな料理は
愛之助 上手で驚いた。煮込みハンバーグとか、黒酢の酢豚だったり、ごはんがすすみます。
紀香 腕をふるいたいので、食べたいと言われたものを出せるように、料理の本を読んだり、ネタを仕入れたりしています。
-互いのいいところは
愛之助 思っていた以上にひょうきんなところ。若干、おっちょこちょいなところも発見した。
紀香 本当に優しい。すごくひょうきんだけど、思った以上に亭主関白。家では笑いが絶えないし、メロんの切り方を知らないのに驚いた。
愛之助 実家では男は台所に立つなと教えられたので。メロンにマジックで黒い線を描いてくれて、切ったら、あやうく手を切りそうになった。紀香は車で迎えに来てくるけれど、いつも法定速度以下で走り、高速では合流できなかった。どきどきした。
-もてるだんなの妻としての心構えは
紀香 本当におもてになる。でも、歌舞伎役者は色がないとダメですよね。
愛之助 宝物を手にしたので、(浮気の)心配はないです。
-子供は
愛之助 子供は神様の授かりもの。期待してますけど、僕は養子で歌舞伎界に入ったので、養子でも芸養子でも構わない。
紀香 できれば、子供を生みたいと思うのが女心。無理をせず、2人で相談しながらやっていきたい。