NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の13日の平均視聴率が、22・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが16日わかった。12日は23・9%だった。

 これまでの最高は、4月27日の24・6%だった。同26日の回が20・7%と自己最低タイだった。初回からすべて連続20%超えを続けている。

 13日の回は、「青柳商店」の滝子(大地真央)と向き合った常子(高畑充希)。滝子は「常子を見ていると感心するよ。竹蔵さん(西島俊秀)と君子(木村多江)はよくぞ育てたもんだと。君子が正しかったんだねえ。間違っていたのは私だよ」と認め、あらためて学費を出させて欲しいという。それは、200通もの手紙をくれた竹蔵さんへの感謝の気持ちでもあった。滝子は常子に「おみくじをひいたお寺で待っている」と君子への伝言を託した。そこは子供のころ大凶のおみくじを引いた君子に、滝子が「大丈夫だよ。君子に何があっても私が守ってあげるから」と約束したお寺だった。

 常子はととの手紙の束を君子に見せると、手紙には子どもたちの様子を祖母の滝子に報告し続け、仲たがいした君子と滝子を何とかつなごうとする竹蔵の思いがつまっていた。

 待ち合わせのお寺へ向かう滝子と君子。そのころ、末娘の美子(根岸姫奈)は、水路のほとりで草船を浮かべて1人で遊んでいた。足を滑らせて水に落ちた美子。それを見て取り乱す滝子と君子。飛び込んで助けたのは常子だった。おやつをもらえず、寂しそうだった美子の行動がここでつながるというストーリー。滝子と君子のわだかまりも解ける、という前半のヤマ場といえる回だった。