女優松井玲奈(24)が18日、東京・原宿のアメーバフレッシュスタジオで、主演舞台「新・幕末純情伝」(6月23日初日、東京・天王洲銀河劇場ほか)の制作発表会に出席した。劇作家つかこうへい氏の七回忌を記念して上演される作品で、松井はSKE48卒業後、初の舞台出演。ミュージカルを見て女優に憧れを持った松井は「1番好きなステージに立てるのが楽しみ。アクションもあるので、あっと驚いていただけるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 89年に初演を迎え、「沖田総司は女だった」という当時としては奇抜な設定で驚かせた、つか作品の代表作の1つ。主演の沖田総司は過去に広末涼子、石原さとみ、桐谷美玲らが演じた。役柄のプレッシャーについて聞かれると、松井は「ないんですよね」とケロリ。「『すごい舞台なんだよ』と言われるということは、すごいと思う。でも現実的な重大さに、まだ気づいていない。歴史ある作品なので、自分なりに出演者の方や(演出の)岡村さんたちと、1番良かったというものを作りたい」。現在は殺陣の稽古の最中で、「ひとりぼっちでやってます」と笑った。

 演出の岡村俊一氏は松井について「頭がいい。解析力がある。学級委員みたいな頭を持っている」と絶賛。「沖田は女の部分も開花させるような感じもある。学級委員の女の子を開花させたい」と話していた。

 劇中には、坂本龍馬役のお笑いコンビNON STYLE石田明(36)とのラブシーンもある。「意気込んでもどうしようもない」と恥ずかしがりつつ、相手が石田であることについて聞かれると「どう答えても失礼になる」と苦笑いしていた。

 ほか石田、細貝圭、早乙女友貴、味方良介、荒井敦史、伊達暁、永田彬が出席した。