ウッチャンナンチャン内村光良(51)が5日、都内で小説「金メダル男」(中公文庫刊)の刊行を記念したトークショーに出席した。

 内村が11年に演じた一人芝居の小説化。初めて小説の執筆に挑戦した内村は「小説はド新人ですから。今日、本屋に行って、この本が平積みしてあったんですけど、他が横山秀夫さんだったり、宮部みゆきさん。殺人とかミステリーの中に、こんな能天気な物が(笑い)」と恐縮していた。

 64年の東京五輪の年に生まれ、スポーツや勉学など、何に関しても1等賞を目指すという猪突(ちょとつ)猛進な男をコミカルに描き、読売新聞に連載された。中には戦場カメラマンになってピュリツァー賞を狙うエピソードも収められている。もちろんフィクションだが、読者の中には内村の体験談だと勘違いしている人も多いといい、「俺、無人島に行ってたのか。どれだけ俺を知らない方なのかな~」と苦笑いしていた。

 10月22日には自らメガホンをとり、Hey!Say!JUMP知念侑李(22)とダブル主演の映画としても公開される。主人公の青年期を演じる知念に「持ち前の運動神経で演じてくれて、胸熱(胸が熱い)です」と感激していた。