予備校講師林修氏(50)が10日、東京・渋谷のNHKで「林修先生の見れば納得!ギジンカイメイ」(25日10時25分)の完成試写会見に出席した。

 番組は「人前でなぜ上がってしまうのか」「ダイエット後にリバウンドしてしまうのは、なぜか」など目に見えないモノの仕組みや分かっているようで分からないことを擬人化することで解明していく新感覚バラエティー番組。

 林氏は「擬人化といえば、僕にとっては中学時代に読んだ『荘子』。あれは影響を受けた。自分の原点です」という。「予備校でも『何を伝えるか』よりも『どう伝えるか』に目を向けてきたので、この番組がうまくできていると思う半面、映像を使って擬人化できることに腹立たしさもあります。僕は致命的に絵が下手なので、絵を使うと伝わりにくくなってしまう」と笑顔で話した。

 「2013年からテレビに出始めましたが、その時は『今でしょ』要員だった。でも賞味期限3カ月。その後『説明要員』の需要が出てきた。擬人化で説明するのは予備校でもやっていたけど、そこに突っ込みを入れてもらえるように1つ乗せることで寿命が延びたと思う」と自己分析した。

 「今、興味があるのは、老化。以前はすんなり出てきたことが、今は『ほら、あれ』と出てこない。次があるなら、老化現象をテーマにして欲しいですね」と話した。