リオ五輪の卓球男子シングルで銅メダルを獲得した水谷隼(27)が見せたガッツポーズに苦言を呈した野球解説者の張本勲氏(76)に対し、俳優の坂上忍らフジテレビ系「バイキング」の出演者らが「喝」を入れた。

 水谷は11日の3位決定戦で勝利し、日本男子史上初となる銅メダルを獲得。歓喜のガッツポーズを見せて床に倒れこむ姿が話題となった。

 しかしこのガッツポーズに、張本氏は14日放送のTBS系「サンデーモーニング」で、「あんなガッツはダメだよ。手は肩より上にあげちゃだめなのよ。『やっつけた』というような態度をとっちゃダメ。この国は『礼に始まり礼に終わる』。ガッツは肩の下まで」と苦言を呈した。

 17日放送の「バイキング」ではこの張本氏の発言を取り上げ、俳優の梅沢富美男は「確かに『礼に始まり礼に終わる』も大事だけど、張本さんもそんなこと言ってる場合じゃないと思うよ。張本さんの野球選手の時代はもっとひどかったからね」と反論。坂上も「張本さんに『喝』じゃないの?」「ああいうところでイチャモンつけてるから、サッカーとか野球の国内リーグは全然ダメになっちゃってるじゃない」と批判した。

 元卓球女子日本代表の樋浦令子さんは、ルール上は相手の目を見てガッツポーズは礼儀的によろしくないとされイエローカードが出される場合もあると説明したが、今回の水谷のケースはそれにはあたらないとして、張本氏の苦言に「そこは許してほしい」とコメントした。

 また、おぎやはぎの小木博明は、「相手も嬉しいと思うしね、ガッツポーズされると。『そんだけ俺に勝ってうれしいか』って。無表情の方がやだよ」と持論を述べ、笑いとともに同調する声があがった。