覚せい剤取締法違反(所持、使用)などの罪に問われた元俳優の高知東生(本名・大崎丈二)被告(51)の事件など芸能界に薬物事件が相次いでいることを受け、芸能人たちが薬物検査の必要性を訴えた。

 高知被告は8月31日に東京地裁で行われた初公判で、20代で覚せい剤に手を染めていたことを供述した。

 1日放送のフジテレビ系「バイキング」で俳優の坂上忍は、高知被告が覚せい剤使用を隠しながら芸能界で活動できたことに、「もはや芸能界っていう問題じゃなくて、プロダクションもそう、会社も企業もそう。管理しきれないよねこんなの」と、周囲からはなかなか見つけることができない現状を指摘。爆笑問題などが所属する芸能事務所タイタンが歌手のASKAや元プロ野球選手の清原和博氏などの事件を受けていち早く薬物検査を実施したことに「賛成」だとした。

 坂上の発言を受け、タレントの水道橋博士も「フジテレビの入構証と一緒に尿検査をやるとかね。それくらいすべきですよ」と大胆なアイデアを出して同調。タレントの薬丸裕英も「健康診断受けるようにセットでやらせた方が良いよね。強制でやらせないと」とコメントした。