歌手山本あき(40)が11日、都内のライブハウスで新曲「たそがれ本線」の発表会ライブを行った。

 石川県出身で、今年デビュー11年目を迎えた。7日に発売された新曲は初めての旅情歌謡曲。「切ない気持ちを表したつもりです。どこという場所は特定されていませんが、私は故郷石川県の北陸本線で日本海に沈んでいく夕日を1人で見ている姿を想像しました」と話した。また「前半の語りの部分は、師匠聖川湧先生からアドバイスを受けてこだわった部分なので、ぜひここを聞いて欲しいです」と強調。作曲家で師と仰ぐ聖川氏と山本が「父親のよう」と慕う作詞家石原信一氏も応援に駆け付けた。

 この日は集まった約100人に新曲はもちろんギターの弾き語りも披露した。「学生時代にバンドをやっていたので、生演奏は私の原点。今でも蒲田の駅前などで演奏していますが、今日のステージで私のルーツも感じていただければ」と話した。

 イベントについて「集客が心配でしたが、たくさんのお問い合わせをいただき、満席以上になってしまいました」といい、「これも10年間の出会いのおかげだと思います。今回来れなかった人にも、各地で成長した姿と、もっともっと夢のある舞台を見ていただけるように、これからまたスタートしたいと思います」と感謝の言葉と今後の夢を口にした。