乳がんで闘病中の小林麻央(34)が20日、がんは現在、肺や骨などに転移していることを明かした。

 この日更新したブログで、14年10月に受けた生検(生体検査)の結果を告知されるまでを「生検の結果を聞くまでの10日間は、ひとりだけ違う時間軸に生きて、ゆっくりゆっくり皆とは違う暗闇に追いていかれるような感覚だった」と振り返った。そして、告知された当日については「診察室に入った時の先生の表情で、『陽性だったんだな、がんなんだな』と分かった。心の準備は意外とできており、冷静に先生のお話を伺った」とつづった。

 この時点では脇のリンパ節転移のみだったが、その後、肺や骨などに転移していることが分かったという。今年6月に夫の市川海老蔵(38)が会見で進行性の乳がんと明かしたが、転移について触れたのは今回が初めて。また、10年に海老蔵と結婚したころに母親も乳がんを患っていたことを明かし、「治療に関する知識はある程度あった」という。

 麻央は今月1日にブログを開設。「がんの陰に隠れない」と、金髪のかつら姿を公開したり、左の乳房にパチンコ玉大のしこりに気づいた時の驚きを明かすなど、がんと判明するまでの経緯や闘病の様子を克明に報告し、反響を呼んでいた。この日も転移を明かした後、病院食のご飯が「小」になっていたことに、「『大』を希望しよう。私の取りえは食欲です。皆様、安心してください」と前向きにつづった。