歌手のAI(35)が2日、東京・日本武道館でフリーライブ「みんながみんな主役Night」に出演した。同イベントは、人種や国籍、障がいの有無にかかわらずさまざまなアーティストらとセッションしてきたAIと、同ライブ実行委員会が、パラスポーツやアートシーンを盛り上げるために共同で開催した。また、11月から本格始動予定だった東京都の「TOKYOパラスポーツプロジェクト」も同イベント趣旨に賛同しており、同プロジェクトのスターターイベントとしての役割も果たした。

 ステージには写真家のレスリー・キー氏や、ロックバンド、サルサガムテープらも出演し、AIは「今日は来てくれてありがとう。2020年に向けて、パラスポーツを盛り上げていきましょう!いっぱい楽しんでいってください」とあいさつした。

 この日はパラリンピアン29人を含む20年東京五輪・パラリンピックを意識した2020人を無料招待した。AIはこの日発売の新曲「ミラクル」や代表曲「ハピネス」のほか、ピアニストの西川悟平氏とコラボレーションし、ピアノ演奏をバックに「Story」を歌いあげるなど、計8曲を披露して観客を魅了した。

 また、この日はちょうどAIの35歳の誕生日で、出演者らが楽器や絵をプレゼントするなどして祝福した。終盤にはサプライズバースデーケーキも贈られ「今日は最高だぜ!」と笑顔をみせた。最後は出演者全員でステージに出てパフォーマンスし、AIはアリーナ席に降りてパラリンピアンやファンとハイタッチしながら歌うなど、大盛況でライブは幕を閉じた。