7人組アイドルグループ、アップアップガールズ(仮)が8日、インディーズアイドルとして史上初の日本武道館公演を行った。研修生から昇格できずハロー!プロジェクトから“戦力外通告”を受けたメンバーで結成された雑草集団が、5年半でライブの聖地にたどり着いた。先月空手の黒帯を取得した佐保明梨(21)が氷柱割りしてスタートしデビュー曲「Going my↑」から最新曲「君という仮説」まで披露。佐藤綾乃(21)は「武道館は無謀だと言われてきたけど、みんなで夢をかなえることができてうれしい」。

 会場はファンの熱気に包まれたが、この日集まったのは4158人。前日に同所で行われたJuice=Juiceライブは1万人を動員しており、佐保は「あと6000人入る。その景色が見たい。必ず戻ってきます」。新メンバー募集も決定するなど、さらにパワーアップして2度目の武道館を目指す。