ブラッド・ピット(52)が、アンジェリーナ・ジョリー(41)との親権争いで有利になるような秘密の録音テープを持っているとのうわさが浮上した。

 2人に近い内部関係者は、「テープが公開されれば、アンジェリーナにとって完全な爆弾になる」としており、6人の子供たちの単独親権を保持しようとしているジョリーに大きな屈辱を与え、親権争いで窮地に立たされることになると、英サン紙が報じている。

 内部関係者は同紙に、「誰もそんな汚い手は使いたくない。子供たちにもよくない。だが、アンジェリーナと関係者チームは、ブラッドの共同親権を阻止するために、彼の信用を落とそうとした」と語っている。

 ピットは米国時間の9日夜、23日に全米公開となる新作映画「マリアンヌ」のプレミアに出席。ジョリーとの離婚騒動以来、初めて公の場に姿を見せた。

 その数時間前には、ピットの長男に対する虐待容疑について調査していたロサンゼルス児童家庭サービス局が、「虐待の事実はなかった」との結論に達し、晴れて疑惑が晴れたことが明らかになった。

 今週初めには、ジョリーの広報が、2人はジョリーが子供たちの身体的親権を持つことで合意したとの声明を発表。しかし、この取り決めは一時的なもので、ピットはまだ、共同親権を求めるつもりでいると話す関係者もいる。

 調査は打ち切られたものの、ジョリーの関係者が、「アンジェリーナはまだ、ブラッドには虐待のパターンがあると主張しており、彼が長男を殴ったことを証明しようとしている」と語っているとの報道もなされており、泥沼の親権争いの幕開けともいえる様相を見せている。(ニューヨーク=鹿目直子)