ラッパーのカニエ・ウェスト(39)が、残りのツアーをすべてキャンセルしたことが分かった。

 カニエは今年8月から北米をまわる「Saint Pablo Tour」をスタート。大人気のコンサートであったが、カニエの爆弾発言も話題になっていた。カニエは先月、歌手のフランク・オーシャンのアルバム「Blonde」と「Endless」が来年のグラミー賞にノミネートされなかったら、ボイコットすると話し、現地時間17日には今月行われた大統領選には投票しなかったが、投票したとすればドナルド・トランプ氏に投票していただろうと明かしていた。また、現地時間19日にはステージに1時間半遅れて登場し、歌手のビヨンセとラッパーのジェイ・Zの夫婦やヒラリー・クリントン氏を批判する発言をして、わずか30分で去って話題になっていた。

 そして、カニエの代理人はゴシップサイト「E!ニュース」に「Saint Pablo Tourの残りの日程はキャンセルされました」「チケットは購入した場所ですべて返金されます」とコメントしている。

 関係者はカニエがファッションのデザインの仕事をしながら、ツアーを続けるのが大変だったと話しているほか、別の関係者は「売り上げは素晴らしかったです」とツアーは成功していたと明かした。【ハリウッドニュース編集部】