歌舞伎俳優市川海老蔵(39)の妻で、乳がん闘病中のフリーアナウンサー小林麻央(34)が9日、日本テレビ系「市川海老蔵に、ござりまする。」に出演した。昨年6月のがん公表以来、テレビ出演は初めて。

 インタビューは今月4日、入院中の病室で行われた。ショートヘアのウイッグを着けた麻央は「主人には心の持ちようを教えてもらっている。主人と結婚したからこうやって生きていられる。そうじゃなかったら心が死んじゃっていた。すごく感謝してます」と話した。麻央は、父市川団十郎さんを亡くした海老蔵に孤独を感じていたというが、自分が病気をしたことで、悲しみや苦しみが想像できるようになったとし「病気をする前よりちょっといいパートナーになれるんじゃないか。役者市川海老蔵を、パートナーとして支えられるチャンスを神様ください、と思う」と涙ぐんだ。

 また同番組で海老蔵は「今だから言えるけど、今年(16年)の夏はダメだと思った。手術できるとは思わなかった」と厳しい状況だったことも明かした。麻央は昨秋、手術を受けた。