テレビ朝日の大下容子アナウンサーは3日、同局系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時40分)に生出演。先月28日に発生した熊本地震の際に「イオンモール熊本」で起きた爆発で、女性従業員2人が死亡した雑貨店の運営会社側が、亡くなった2人が地震後に一時避難した際、売上金を金庫に移すため館内に戻るよう指示していたことに対するコメンテーターの言葉に、「戻らなければ助かった命」と、応じた。

今回の件では、建物内にあった雑貨店「ハビタ」の社長と営業部長が2日、亡くなった1人、大竹玖瑠美さん(22)の通夜に参列した際、遺族に当時の状況を説明して謝罪し、報道陣の取材にも応じ事実関係を明かした。親族は、当初、営業部長が親族側に行った事実関係の説明内容が異なっていたことをただし、営業部長もそれを認めた。大竹さんの母親は、「(娘は)帰ってこないんですよ」と涙ながらに訴えた。

月曜コメンテーターを務める戦略コンサルタントの田中道昭氏は、「営業部長の言葉が軽すぎる。テナント企業の営業部長が(従業員から)電話を受けた際にどういうふうに対処したのか、ということで、1人の従業員の命が失われているわけですから。本当に、もっと真剣に、(地震発生時の)いろんなルールやマニュアルもあったはずで、それを読んで電話対応をきちんとしていれば、こういったことは起きていない」として、「私も娘を持つ親の立場からすると、本当に許せないと思う」と、怒りをにじませて語った。

これに大下アナは「いったんは避難できていたのに、戻らなければ助かった命」とした上で、「イオンモールの方は、いったん避難したら館内には戻らないというマニュアルがあったということですけれども、それぞれの専門店のそういう判断によって、戻った方がいたということが明らかになった。本当にそこは、大きな課題ということになります」と沈痛な面持ちで応じた。

これに、田中氏は「地震は天災ですが、今回起きたことは、人災という感じがしますね」と、最後まで怒りが収まらない様子だった。