ダウンタウンの松本人志(53)が、昨年大みそかに放送されたNHK紅白歌合戦の演出に失笑するも、40%を超える視聴率を獲得したことを評価した。

 15日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」では、昨年の紅白の演出が例年になく斬新だったことから賛否両論を呼んだことを紹介した。松本は毎年大みそかは「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)の「笑ってはいけない」シリーズに出演していることから裏番組の紅白を観ていないようだが、今回の紅白ではタモリとマツコ・デラックスが夫婦役を演じたコントや、NHKに向かってくるゴジラを阻止するため出場歌手たちの歌の力で凍結させるという演出が行われたことを聞くと、思わず失笑。「今の話聞いて僕が凍結しそうになりました」とコメントした。

 また、今回の紅白では最後の審査発表で、視聴者票および会場審査票のいずれも白組が多かったにもかかわらず、ゲスト審査員票で覆り紅組の優勝となったことで視聴者を困惑させた。

 コメンテーターの元NHKアナウンサー堀潤氏は「視聴者ナメてますよね。だってゲスト審査員の人たちの方が票が重くてどうすんだって話ですからね。“皆様のNHK”というんだったらやっぱり票は“皆様”の方を重たくするべき」と批判。ただ松本は「でもやっぱり40%以上の視聴率をとってるわけですから、他局がとやかく言っても若干、負け犬の遠吠えっぽいかな」と、「笑ってはいけない」の平均視聴率が民放トップの17・7%を獲得するも、紅白には2倍以上の大差をつけられたことに白旗を挙げた。