今年のフィッシング界のアイドルを決定するアングラーズアイドル2017が22日、パシフィコ横浜で20日から開催中のジャパンフィッシングショー2017内で行われ、8代目アングラーズアイドルに、東京都在住の現役OL、波木井(はきい)桃子さん(26)が選ばれた。

 波木井さんは福井県福井市出身で、就職を機に5年前に上京、平日はアパレルメーカー「KEEN」で営業事務と経理の仕事をこなしている。「父と母に一番に報告したい。釣りは誰よりも大好きな自信があるので、釣りの楽しさを多くの方にお伝えしていきます。いろんな釣りをしてきて、それをどうしたいかという自分の思いを素直に伝えたことが勝因になったと思います」と喜びを語った。

 コンテスト出場は会社も承諾済みで、今後はOLとの二刀流で、釣り番組やイベントなどにも出演していく。「今後は有給休暇とか代休を使って海釣りに行きたいです」と意気込んだ。

 書類選考や一般投票などを経て10人が進んだ最終審査では、半年前から準備していた波木井さんが釣りをする様子を収めた動画を流してアピールした。地元福井県では小学校低学年から父親と釣りに出かけていたといい、上京後も神奈川・葉山でアマダイ、茨城・鹿島でワラサ釣りなどを行ってきた。腕前は確かで、相模湾では約30キロのキハダマグロを釣り上げるなど、大物から小物釣りまでオールラウンドにこなせることがアピールポイントにもなった。

 ジャパンフィッシングショー実行委員長で、審査員も務めた大村一仁氏は「爽やかで、釣り姿のかっこよさが印象に残りました。また、自己紹介など話し方がわかりやすく釣りへの情熱も伝わってきました」と述べた。

 21回目となる同イベントでは、釣りメーカーらがブース出展し、来場した釣り愛好家らに今年の新商品をPRする。釣り初心者にも楽しんでもらえるよう、マス釣りの体験コーナーなども設けられている。昨年は3日間で3万8000人が訪れており、今年も2日目時点では前年超えの来場者数になっているという。