女優の菊川怜(38)が、脳リンパ腫のため亡くなった俳優の松方弘樹さんとの思い出を語った。

 菊川は自身が主演を務めた03年放送の連続ドラマ「夢みる葡萄」(NHK)などのドラマや映画で松方さんと共演している。菊川は24日放送のフジテレビ系「とくダネ!」で、共演時は一緒のシーンではなくてもモニター越しに見てくれていたという松方さんについて「(シーンが)終わった後に感想というかすごい勇気づけられるような言葉を言ってくださって、これからも頑張ろうと思ったのを覚えてる。ずっと節々で、たまにお会いすると見守ってくださっているようなところがあった」と語った。

 また、プライベートでは松方さんに対して失敗してしまったというエピソードも。当時、急いでいた菊川は都内でタクシーに乗り込んだという。しかしタクシーが発車して窓の外を見ると、そのタクシーに乗車しようとしていた松方さんの姿が。「『わぁっ! 私、松方さんが取ってたタクシーを奪っちゃったんだ、どうしよう』と思って慌ててすぐにご連絡して……」と、松方さんに謝罪の電話をすると、松方さんからは「どこのスタイルのいい女の子が駆け寄って来るかと思ったら怜ちゃんだったのか」と返ってきたそうで、菊川は「そういうふうに和ませて優しく表現してくれる方で。最近お会いできていなかったので残念です」としのんだ。