上方人気落語家、月亭八光(39)が28日、大阪・なんばグランド花月階下で、今年からG1レースに昇格した「大阪杯」PRイベントに出演し、競馬レースがG2からG1へ昇格する例えを、落語家の襲名に置き換えて、4代目米朝の名跡獲りを宣言した。

 G1昇格について、八光は「襲名みたいなもん。僕が今、空いてる(名跡の桂)米朝、継ぐようなもん。いや、襲名します」と、勝手に4代目米朝へ名乗りを上げてしまった。

 八光といえば、父の月亭八方が師匠で、大師匠は父の師匠の月亭可朝になる。その可朝こそ、米朝一門の最古参弟子だ。名跡を継ぐ“権利”は確かにあり、発言の真意を問うと「はい、4代目ねらってます。そのために(一門筆頭弟子の桂)ざこばさんにこび売ってるんですから」と、ただのホラでもなさそうだった。

 とはいえ、イベントに同席していたミサイルマンらから「ネタ、何本ある?」などとつっこまれ倒し、八光は「落語? ネタ? 3つ」と堂々と回答。八光によれば、父の八方は持ちネタ4本で、親子合わせても7本。これには、隣にいた吉本新喜劇の清水けんじ、酒井藍もずっこけていた。

 G1レース「大阪杯」は今年から昇格し、4月2日に阪神競馬場で開催される。このレースについては、八光は「絶対当たります。当てます。3頭、決めてます」と超強気発言。軸に「ステファノス」をあげ、ヒントとして「頭文字が『キ』『マ』。キ・マ・ス!」と話していた。

 また、大阪の名前が冠についたG1レース誕生を記念して、大阪名物の吉本新喜劇が記念バージョンを上演することも決定。今月31日、なんばグランド花月で、「大阪杯新喜劇~祝2017年からG1に昇格したのでイベントやっちゃいます~」が行われ、清水けんじ、酒井藍らが出演する。