元AKB48の前田敦子(25)が、シンガー・ソングライター秦基博(36)の新シングル「Girl」(5月3日発売)のミュージックビデオ(MV)に出演することが5日、分かった。これまでAKB48やソロ歌手として50本以上のMVに出演してきたが、他の歌手のMV出演は初めて。

 もともと秦の楽曲のファンで、13年9月にフジテレビ系「新堂本兄弟」で秦の「アイ」を一緒に歌ったこともあった。その後も秦のライブに訪れたり、ラジオ番組にゲストとして招いたりしてきた。前田は「一番大好きな秦基博さんのMVに出演ということがすごくうれしいです」と感激しており、出演依頼した秦も「まさかこんな事が実現するんだと驚きました」と話している。

 「Girl」は13年アルバム「Signed POP」の収録曲だったが、ファンの支持が高く、同年の有線J-POP年間チャート1位に輝くなど代表曲の1つ。高梨臨(28)主演の日本テレビ系連続ドラマ「恋がヘタでも生きてます」(6日スタート、木曜午後11時59分)の主題歌に決まり、あらためてMVが制作された。

 MVはドラマ仕立ての内容。前田は妄想癖を利用してSNSでポエムを更新する自称詩人の薬剤師を演じており、SNSの投稿をきっかけに始まる4年間のラブストーリーが描かれる。前田は「世界観がかわいいです」。秦も「普段からとても飾らず自然体な方ですが、今回もとても自然にその役柄を演じていてすごいなと思いました。楽曲にまた新しい一面が加わって、キュンとくるMVに仕上がりました」という自信作だ。