雪が降りそうなほど冷え込んだ3月のある日の夜、GACKT(43)が日本語版声優を務めるハリウッド映画「キングコング:髑髏島の巨神」のレッドカーペットが、東京・新宿の歌舞伎町で行われました。

 GACKTのほか、同じく日本語版声優を務めた佐々木希(29)、オリジナルキャストのトム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ブリー・ラーソンが、レッドカーペットを歩きました。

 佐々木はレースのような薄い生地のドレス、ラーソンは肩を見せたビスチェタイプのドレスを着用。2人とも寒さを感じさせない笑顔で、ファンのサインに応じたり写真を撮ったり、レッドカーペットを楽しんでいました。

 開始から1時間ほどしたところで、マスコミ向けのフォトセッションタイムに入りました。笑顔でカメラに手を振っていた5人でしたが、突然、ジャクソンがラーソンの肩を抱き、ステージを降りました。

 何をするのかと思って見ていたのですが、そのまま控室に消えていってしまいました。

 その後ジャクソンは戻り、フォトセッションの続きが始まりましたが、ラーソンは一向に姿を現しません。主催者も報道陣も、あまりの出来事にポカンとしてしまい、そのままイベントは終わってしまいました。

 その日の出来事について、GACKTは後日、こんなふうに語っていました。

 「最後の、レッドカーペットを歩いた後のステージの上で、女優の彼女(ラーソン)が寒さに耐えきれず、途中で降りていくっていうね(苦笑い)。こんなのありなんだなあと思いながら、この人たち気分屋だなあと思いながら、ずっと見てたんだけどね。カーペットを歩いた後の裏のテントで、『寒すぎる』って(ラーソンらが)ずっと言ってました。役者のみんな、寒い寒いって、さっさと(帰って)いっちゃったからね。よほど寒かったんだろうね」

 芸能界の中でも、奔放なイメージのあるGACKT。そんな彼も、ハリウッドスターの自由さには相当驚いたようです。