男性R&B(リズム・アンド・ブルース)歌手JAY’ED(ジェイド=35)が3年ぶりに発表するオリジナルアルバムを、EXILE ATSUSHI(36)が全面プロデュースすることが10日、分かった。6月21日に発売する「Here I Stand」で実現した。JAY’EDの呼びかけでPKCZや三代目J Soul Brothers今市隆二(30)ドーベルマン・インフィニティ、クリスタル・ケイ(31)AKLOら多くの歌手がレコーディングに参加した。

 アルバム発売に先駆け、収録曲「Here I Stand」を5月24日にシングル発売する。ATSUSHIが作詞、シンガー・ソングライターさかいゆう(37)が作曲を担当。ピアノとボーカルのシンプルな構成のバラードで、ATSUSHIは歌詞に「彼の覚悟や歌うことへの想い」を込めたという。

 JAY’EDはATSUSHIと10年来の友人。知り合ったころから「いつか何か一緒にやれたらいいね」と話していた。ATSUSHIは海外留学先から一時帰国し、都内でレコーディングにも立ち会った。

 ATSUSHIの全面プロデュースは9年ぶり。JAY’EDについて「良い意味でずっと音楽仲間として刺激し合ってきた仲。日本で最高峰のR&Bを歌えるバイリンガルなシンガーの1人」と高く評価。プロデュースした理由を「JAY’EDは実は控えめでイイやつ。歌の才能はもちろん、曲のライティングセンスや内に秘めた音楽に対する情熱にあふれていて、僕が少しだけ導火線に火をつけると、一気に花開くように魅力的なアルバムを作ってくれると感じたから」とした。JAY’EDは「新しい挑戦と旧知の仲間で作ることができました」。

 シングル、アルバムは所属事務所をLDH JAPAN、レコード会社をドリーミュージックに移籍後の第1弾として発売する。

 ◆JAY’ED(ジェイド)1981年(昭56)9月16日、大阪府生まれ。父が日本人、母がポリネシア系ニュージーランド人。10歳でニュージーランドから日本に戻る。08年シングル「ずっと一緒」でメジャーデビュー。09年にJUJUと共演曲「明日がくるなら」を発表した。TOKYO FM「That’s my JAM!!」(火曜深夜1時)にレギュラー出演中。落語家桂ざこばの甥(おい)にあたる。