東京・新橋演舞場「七月名作喜劇公演」(7月3~25日)の会見が17日、都内で行われた。

 当初は藤山直美(58)の座長公演の予定だったが、今年2月に早期の乳がんと判明し降板。そのため、浅野ゆう子(56)、喜多村緑郎出演の「紺屋と高尾」、波乃久里子(71)、市村万次郎出演の「お江戸みやげ」に変更となった。

 会見では病床の藤山から「この顔ぶれの舞台企画は病気療養中の私にもパワーをいただくことができます」とのメッセージも寄せられた。

 浅野は「力不足ではありますが、お世話になっている松竹さんに恩返ししたい。おいらんはいつかやりたいと思っていましたが、かつらと衣装で25キロもあり、首と腰を鍛えようと思います」。

 波乃は「直美さんの代役で緊張してます。私だったら大船とはいえず、小船かもしれませんが、一生懸命やりたい」と話した。