爆笑問題の太田光(52)が、フジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」のキャラクター「保毛尾田保毛男」について同局の宮内正喜社長が謝罪したことに違和感があるとした。

 先月28日に放送された同番組の30周年スペシャルでは、とんねるず石橋貴明が扮(ふん)する番組初期のキャラクターである保毛尾田保毛男が登場。男性同性愛者をやゆしているとされるキャラであることから、視聴者から批判が相次いだ。

 宮内社長は放送翌日の定例会見で「もしこの時代と違っていて、見た人が不快な面をお持ちであれば、テレビ局として大変遺憾でおわびしなければならない」と謝罪した。

 これについて、太田は3日深夜放送のTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」で、「俺は違和感があってさ。ダメなのはしょうがないにしても、クレームを受けてから謝るスピードがあまりにも早すぎちゃって、自分の頭通してねえだろって思った」と指摘した。

 太田は、今回の視聴者の苦情は「『なんで今ダメなのかってそれぞれ考えてくださいよ』って訴えだと思う」と推察した上で、宮内社長の謝罪について「『ちょっと時間ください』と言ってもいいと思うんだよ。『あれはもう1回、よく考えます。制作を含めて、バラエティーも報道も含めてよく考えます』と。実はLGBTの人たちっていうのはそういう時間が欲しくてクレームを入れてるんじゃないかな」と私見を述べた。