沖縄県出身の人気歌手、安室奈美恵(40)が9月に引退するのを前に、日航系の日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)は14日、安室を外装にあしらった特別ジェット旅客機の就航を始めた。9月下旬まで約4カ月間、県内を発着し三大都市圏や福岡を結ぶ9路線を飛ぶ。運航予定は同社の特設サイトで確認できる。

 特別機は1機で、ボーイング737を模様替え。客室乗務員風の姿の安室が、後部側面に大きくデザインされている。機内全ての座席に「Thanks Namie」と記したヘッドレストカバーを取り付けた。

 5月下旬以降は、乗客に安室さんのオリジナルポストカードを配布。機内のラジオやスクリーンで安室さんの楽曲や映像を流す予定。

 発案したのは、安室さんファンの女性社員17人。25年を超える芸能活動に対し、地元として感謝の気持ちを形にしたかったという。企画に携わった同社の江口有希さんは「引退まで残された時間を、少しでも盛り上げたい」とアピールしている。