ポーランド政府観光局は、サッカーワールドカップに関する日本のテレビ局の理解しがたい取材協力依頼に「非常に強く遺憾です」とした。

 日本代表の決勝トーナメント進出がかかるポーランド戦が行われる28日、同観光局東京支局の公式ツイッターアカウントは「FIFAの件でTVからたくさん電話が来ます」と、テレビ局や番組制作会社などから取材協力依頼や問い合わせが殺到していることを報告。「ただ、今日の試合の関連番組制作で、リサーチのできるポーランド語人材が見つからないため丸投げの印象が非常に強く遺憾です」と理解しがたい取材姿勢に苦言を呈した。

 さらに同観光局に対し“なる早で全部お願い”などと要求しているらしく、「だれでもネットで調べられる事柄ぐらいは『なる早で全部お願い』ではなく、ご自身でもお調べになられてはいかがでしょうか?」と批判。また「当局に電話をかけてこられる番組制作会社の皆さんは、ほとんどが電話番号非表示でかけて来られますが、これはいかがなものでしょう?」と疑問を呈した。

 それでも同観光局は「ご担当者様たちにはご協力できる事、無理な事をお伝えさせていただいてますが、日本に高レベルのポーランド語人材が少ないので報道機関も番組を作る上で切羽つまってらっしゃるんでしょうね」と推し量り、「今日はいい試合になるといいですね」と願った。