霜降り明星が優勝した「M-1グランプリ2018」決勝の審査を巡り、とろサーモン久保田かずのぶ(39)とスーパーマラドーナ武智正剛(40)からSNSの動画配信で批判を受けた上沼恵美子(63)の担当マネジャーが10日、大阪市内で取材に応じ、情報が交錯する一連の騒動について「怒っていない」「相手にしていない」「興味がない」という上沼の心境を代弁した。

マネジャーは事態の収束を図るためと報道陣に対応し、騒動の時系列を説明。上沼が一連の騒動を知ったのは、動画が配信された3日後の5日夕方。2人の所属事務所から「直接、謝りに行きたい」という旨の連絡を受けたマネジャーが、上沼に騒動や直接謝罪の意向を説明し、そこで初めて上沼は知ったという。ただ、上沼にはSNSや動画配信についての説明から始めたといい、流れを理解した上沼は「あーそう。もういいよ。重々承りましたと(相手側に)伝えておいて」と返答したという。マネジャーや上沼も動画自体を確認しておらず、上沼は「舞台の上で言ってくれたらええのにー」などと気にするそぶりは見せなかったという。

また、決勝翌日に出演したラジオで審査員の引退を匂わす発言をしたことについては、上沼が毎年言っているジョークのようなものと説明。来年の審査員を務めるかどうかは例年通り、オファーを受けた段階で本人と相談するとした。

マネジャーは上沼の審査姿勢を「審査には誇りを持っている」と強調。普段はあまり受けない東京での仕事も、主催テレビ局や同じく審査員を務める松本人志らの意向をくみ取り、オファーを受けていると明かした。注目を集める採点後のコメントにも「サービス精神で」と、批判を覚悟で大会を盛り上げるために上沼自身が実践していることだと話した。

改めて一連の騒動にマネジャーは「ここから先は、何の進展も無いです」と完全収束を促した。

上沼はこの日、メインパーソナリティーを務めるABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」(毎週月曜正午)に生出演したが「M-1」についての言及は無かった。