5月に、女性とのラブホテル密会が報じられたことを受け、芸能活動を自粛していた映画コメンテーター有村昆(45)が29日、都内で行われた映画「遊星王子2021」(河崎実監督)の舞台あいさつにMCとして登壇。騒動、自粛後初めてとなる公のイベントに姿を現した。

観客やマスコミが入った劇場の後方から入場した有村は、軽い会釈を繰り返し、青色のネクタイにスーツ姿で舞台に登壇。「みなさまようこそ。ご来場いただき誠にありがとうございます。映画コメンテーターの有村昆でございます」とあいさつ。

「遊星王子」を意識したという自身の青色のネクタイには「遊星王子っぽく、青色にしてきました。色味だけなんですけどね(笑い)」とユーモア交えて笑いを誘う場面もあり、リラックスした軽やかな進行を見せた。

イベント終盤には「実は私も(劇中で)ワンシーン出演させていただいていまして」と自ら切り出し、観客から拍手が沸き起こると「あわや、お蔵入りになるのではないかと言われたんですけど…私も入らさせていただいています」と笑みを浮かべた。

去り際に、報道陣から「今の心境は?」と問われたが「ありがとうございます」と返答。

直接的に自身の騒動に触れることはなかった。

有村は7月29日に妻のフリーキャスター丸岡いずみ(50)と協議離婚が成立した。離婚は有村から申し出たといい、代理母出産で誕生した長男の親権は有村が持つと明らかにしていた。

今月16日には、フジテレビ系情報番組「バイキング」に生出演し、ラブホ密会や離婚の詳細を語っていた。

「遊星王子2021」は、日本初の宇宙人がヒーローとして放送されたテレビドラマとして、1958年(昭33)に日本テレビ系で放送され、59年には正、続編の2本の映画が公開された特撮・連続テレビ映画の最新作。

◆有村昆(ありむら・こん) 1976年(昭51)7月2日、マレーシア生まれ。玉川大芸術学部卒。映画コメンテーターとして活動。父は世界的に有名なホテルチェーンの副社長。母はシャンソン歌手の紫倉麻里子。12年8月に丸岡いずみアナウンサーと結婚。不妊治療の末、18年に代理母出産で長男が誕生。車好きで知られ、デロリアンやテスラなどの所有歴を明かしている。