京都市右京区に「京都嵐山

 美空ひばり座」が完成し、報道関係者に25日、披露された。入館者の減少で06年に「美空ひばり館」が閉館して以来、1年半ぶりに“昭和の歌姫”の殿堂が復活、26日にオープンする。

 長男の加藤和也さん(36)が社長を務める「ひばりプロダクション」(東京)が建物を買収し、全面改装を進めてきた。総費用は約23億円。

 昭和初期の街並みを再現し、ひばりさんの軌跡を時代とともに体感できるのが特徴。舞台衣装や装飾品などコレクション1000点を展示しており、「ひばりの森の石松」をはじめ、出演映画の予告編を楽しむことができる。

 「川の流れのように」など全559曲の試聴コーナーもある。

 入場料は大人1400円、中高校生500円、小学生以下は無料。年中無休。問い合わせは美空ひばり座、電話075・864・5000。